Columnコラム

どうして同じ職場なのに不調になる人とならない人がいるのか 4 認知行動理論について

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の続きです。

 

同じ職場環境で、同じくらいの仕事量、プレッシャーなのに、心身の不調をきたす人とそうでない人がいます。

 

さまざまな要因がありますが、今回は基礎理論である認知行動理論について書きたいと思います。

問題点を整理するときに非常に役に立ちます。

 

認知行動理論とは、欧米のカウンセリングの主流となっている認知行動療法の基礎となる理論です。

 

ようやく日本でも認知行動療法によるカウンセリングが保険診療となり、徐々に普及しはじめています。

 

認知行動理論では、

 

① 環境:過去や現在の自分のおかれている状況、ストレスのようなもの
② 考え:自分や他人についての考え、イメージや記憶のようなもの
③ 気分:喜怒哀楽をはじめとした感情
④ 行動:実際に行う行動
⑤ 身体:ドキドキ、汗をかくといった体の反応

 

環境を含めた5つの領域が互いに密接に関連していると考えます。

 

特に、考え、気分、行動、身体の4つの領域を結ぶ線はお互いがお互いに影響を及ぼしていることを示しています。

 

つまり、行動の変化は、気分の変化を促し、体の反応が変わってくると気分や考えも変わってくるのです。

 

たとえば、大雨が降って歯が痛いときには、どう頑張っても良い気分や考えにはならなく、行動も消極的になりがちです。

 

この5つの領域が理解できると、問題の整理・理解ができるようになります。

 

よく職場での問題解決に、考えや行動のみに焦点をあてて解決策を考えることが多いのですが、それ以外の要因も互いに影響し合っています。その中で、変えやすいところから変えていこうというのが基礎的な考え方です。

 

そのような視点で問題解決を図っていくことがより早く問題を解決できることにつながります。

 

当事務所は認知行動療法が専門の臨床心理士が運営しています。行動科学の観点からのコンサルテーションを希望される方は、ぜひ一度こちらよりお問い合わせください。






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