Columnコラム

健康づくりのための睡眠指針 12箇条【全労働者向け】

Column

昼寝の図

 

2014年厚生労働省が10年ぶりに改訂しました

厚生労働省保健局は2014年3月に健康づくりのための睡眠指針2014を発表しました。

働くうえで睡眠が大切なことは本ブログでも何度もお伝えしてきました

(例えば、すぐにできる職場でのメンタルヘルス対策と作業効率化とは )。

本日は、健康づくりのための睡眠指針2014から睡眠12箇条を紹介したいと思います。

 

睡眠12箇条

  1. 良い睡眠で、からだもこころも健康に。
  2. 適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
  3. 良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
  4. 睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
  5. 年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
  6. 良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
  7. 若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
  8. 勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
  9. 熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
  10. 眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
  11. いつもと違う睡眠には、要注意。
  12. 眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

 

特に気を付けたい日中の眠気

健康づくりのための睡眠指針2014によると、

うつ病では、早朝に目が覚めたり、熟睡感がないなどの特徴的な不眠を示すことが指摘されています。

こうした特徴的な睡眠障害を初期のうちに発見し適切に治療することは、うつ病の悪化を予防することにつながります。

夜間に十分に睡眠時間が確保されていても日中眠気や居眠りで困っている場合には、ナルコレプシーなどの過眠症を有する可能性もあるため、医師を受診し適切な検査を受け、対策をたてることが大切です。

 

夜間に十分な時間眠っているにもかかわらず、日中の眠気が強い場合には過眠症が疑われる。

過眠症には、ナルコレプシー、特発性過眠症などのように睡眠覚醒機構の機能異により生じる一次性の過眠症と、交代性勤務障害や睡眠相後退症候群などのように睡眠醒リズムを調節する機能の異常により生じる概日リズム睡眠障害、薬剤の副作用あるい睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害、むずむず脚症候群による夜間睡眠の質的悪により日中の眠気が出現する続発性の過眠症が存在します。

さらに、一部のうつ病では不ではなく過眠を呈する場合もある。日中の過度の眠気は、直接的かつ短期的に健康を害る場合は少ないものの、長期的には仕事や学業に支障を生じ25、重大な労働災害や交通事故の危険因子にもなるため、早期に専門家に相談する必要がある。

と指摘しています。

 

たかが、睡眠不足と侮らずきちんと眠れているか一度点検してみてください。






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