心理学では、「ピグマリオン(教師期待)効果」というものがあります。
「ピグマリオン効果」とは、
他者から高く期待されると学習成績がアップしたり、仕事の成果が上がったりする心理現象のことを指します。
つまり、上司から部下に「君ならいい結果を出してくれると信じているよ」「期待しているよ」と声をかけたりすると、部下が実力以上の優れた結果を出す可能性があるということです。
この効果については、アメリカの心理学者が実験で証明しており、ほとんどの心理学の教科書にも載っている有名な理論です。
では、具体的にどのように接したら良いかというと、
・裁量権をより多く与える
「君ならこの仕事ができると思う」と伝えたにも関わらず、1から10まで口を挟んで指示を出す等はNGです。「本当は期待されていないのでは?」と部下は思ってしまいますので、信じて任しきることが大切です。
・結果だけでなく過程も評価する
もちろん結果を出すことは大切ですが、「ここまでは頑張った」「ここは工夫していたね」など過程の努力を評価することも部下のパフォーマンスやモチベーションの向上につながります。
(チャレンジして成果がまだわからないとき)
あの件、うまくいきそう?
よりも
△△さんのチャレンジをシェアさせてください
と「挑戦」そのものを歓迎し、評価し、称賛し、承認することが大切です。
一方で、根拠もなく過度な期待をかけすぎることもNGです。
部下に大きなプレッシャーとなりすぎないように注意しましょう。
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