管理職で悩まれる点の1つが、部下の指導や育成だと思います。
近年「VUCAの時代」などとも言われ、管理職自身が持つ正解が、部下やチームにとって正解とは限らないことも増えてきたのではないかと思います。
一方的に指示を出すだけではなく、部下の声に耳を傾け、意見やアイデアを引き出していく作業も必要になってくる場合もあります。
今回は、管理職の方向けに「傾聴」についてお話していきたいと思います。
傾聴とは、聴き手が相手の話を聴くときに、相手の立場になって相手の気持ちに共感しながら聴くことです。
具体的にどのような効果があるかというと、
1)前向きな思考の促進
傾聴されることで、部下は「自分の考えが尊重されている」と感じます。
自分の意見が受け入れられることで、自信が生まれ、積極的に意見を発信するようになります。
2)考えが整理される
傾聴を通じて、部下は自分の考えを「言葉」にしようとします。
頭の中で散らかった情報が整理され、自分自身の目標や課題が明確になり、具体的な行動に繋がっていきます。
上記のような効果があります。
それでは、取り組む際には以下のポイントがあります。
1)相手に関心を示す
まず部下に対して関心を持つ姿勢を示すことが重要です。相手の話に真剣に耳を傾け、背景や感情を理解しようと努めましょう。
2)共感的なリアクション
適度に相槌を打つ、頷く、表情で反応するなど、相手が話しやすい雰囲気を作り出します。
3)沈黙を恐れない
対話の中で沈黙が生じた場合、管理職側がすぐに埋めようとしないことも重要です。
沈黙は、相手が考える時間を与える貴重な瞬間でもあります。
4)定期的なフィードバック
傾聴は、ただ黙って話を聞くだけではなく、相手に気づきを促すためにも、定期的にフィードバックを行いましょう。相手の意見や考えを整理し、具体的なアクションプランを立てる手助けをします。
もし良ければ、今日から試してみてください。
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