健康経営という言葉を聞くことが多くなってきました。
健康経営とは、「健康経営 R」の商標を持っている、NPO法人健康経営研究会のHPによると、
健康経営とは、「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても 大きな成果が期待できる」との基盤に立って、健康管理を経営的視点から考え、 戦略的に実践することを意味しています。 従業員の健康管理・健康づくりの推進は、単に医療費という経費の節減のみならず、生産性の向上、従業員の創造性の向上、企業イメージの向上等の効果が得られ、かつ、企業におけるリスクマネジメントとしても重要です。 従業員の健康管理者は経営者であり、その指導力の下、健康管理を組織戦略に則って展開することがこれからの企業経営にとってますます重要になっていくものと考えられます。
という定義になっています。
当事務所の定義では、健康経営な取り組みとは、
「企業における生産性向上のための取り組み」
すべてを指すものと考えています。その中にはメンタルヘルス対策はもちろん、スポーツなど心身ともに健康でその結果企業の生産性向上に寄与する取り組みであると考えています。ですので、ストレスチェックでもストレッチでもすべてが健康経営に寄与する取り組みの一つであると考えるのです。
多くの企業から、健康経営やメンタルヘルス対策などの大切さは痛感しているが、何から始めればよいのかがわからないという問い合わせをいただいています。
当事務所ではまず最初にある一つのことを決定していただくようお願いしています。
健康経営に取り組む際に初めに決めることとは、それは、目標を数値化して決定することです。
多くの企業で目標が曖昧であることが多くあります。
例えば、明るい会社を作ろう!と決めても何が明るいか、定義があいまいなため目標を達成することは決してできません(以前の記事明るい職場はつくれません!【経営者向け】 もご参照ください)。
例えば、入社10年から15年の社員の離職率を〇%下げる、朝の挨拶運動への参加率を〇%向上するなど、数値化測定化できる目標が大切です。
またその目標も企業の生産性の向上に寄与するものであることが大切です。
健康経営を目指すあまり、業績が低下するのであれば本末転倒であるからです。
目標を達成するためには【すべての働く人向け】 でもご紹介した通り、短期(できれば即時)に評価されるよう、そして具体的な行動を定義するということが大切であるといえるのです。
健康経営を始めよう!という経営者の方のご参考になれば幸いです。
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