働いている人のカウンセリングをしていると、ある一定の割合でご自身に自信がない方に出会うことがあります。
そのような自信のない方の中には「人に拒否されたらおしまいだ」と強く思いこんでいる方もいます。
さまざまな方法がありますが、認知行動療法の祖であるアルバート・エリス博士の例をご紹介したいと思います。
アルバート・エリス博士は論理療法の祖で、現在の認知行動療法の元になった考え方を提唱された一人です。
アルバート・エリス博士は、ひどい人見知りという悩みがあり、特に女性とはまるで話をすることができませんでした。
しかしながら、20代の時に人見知りを直そうと決意されました。
アルバート・エリス博士は、100人以上の女性を誘うという、行動を実行したのです。
その結果デートに応じてくれた女性はわずかでしたが、それは思ったほどアルバート・エリス博士にとって絶望的なことではありませんでした。
その結果、アルバート・エリス博士は「人に拒否されたらおしまいだ」という不合理な信念が修正され人見知りを直すことができたのです。
認知行動療法は、得てして考えを変えさえすればよいと誤解されることがあります。
しかしながら認知行動療法のポイントは「変えやすいところから変える」です。
得てして認知を変えるのが最も変えやすいケースが多いので、認知だけ変えればよい(あるいはポジティブに考えさえすればよい)ととらえられがちですが違うのです。
アルバート・エリス博士のように、行動から変えてもよいのです。
実際に悩んだ時、考え方を変えればよいというのはわかってるけど、変えられないというときは是非一度行動を変えてみてください。
そのようなアシストをしてくれる、認知行動療法を行うクリニックも増えてきました。そのようなところをうまく活用するのもおすすめです。
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