よく労災ゼロというスローガンを掲げている会社があります。
いうまでもなく、労災がないことは素晴らしいことです。
しかしながら、どうして労災をゼロにしたいのかをきちんと伝え続けないとあべこべなことが起こります。
ある事業所では、従業員が通勤中に怪我をしました。しかしながら、その従業員は労災になると面倒くさい手続きがあるからと意図的に会社に申告せずその事実を隠しているという例がありました。
またある事業所では、作業中に手を切りました(いわゆる赤チン災害)。保健室に行くと、労災と報告されてしまうので、半休を取り自宅で治療していたという例もあります。
本来労災をなくす目的は、会社が従業員を守るためです。
それがいつか労災を申請しない(来年度の労災保険料が上がるのを防ぐため)ことが目的となってしまうことが往々にしてあります。
事業主の方は、どうして労災をなくしたいのか。労災が発生した場合は、次に同じようなことが起きてしまわないために(そして従業員を守るためには)どうしたらいいのかを、安全衛生委員会などを通じて伝え続けることが大切でしょう。
あくまでも従業員を守るために労災をなくしたいのであって、労災申請をなくしたいだけではないということを伝え続けましょう。
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