企業向け研修を多く実施している、Office CPSR(オフィス シーピーエスアール)臨床心理士・社労士事務所では、セルフケア研修(社員一人一人のこころのケア)も多く実施しています。
セルフケアとは、一言で言うとストレスとうまく付き合う方法を学ぶのですが、そこでいつもお伝えしていることがあります。
セルフケアを通じて、うつなどをはじめとするメンタルヘルス疾患を予防するには、
食事が大切
です。
食事が大切と研修でお伝えすると、多くの方がぽかーんとされます。
当たり前すぎるのか、それともこころと食事があまり結びつかないのかはわかりませんが、意外と見落とされがちなポイントだと感じています。
なぜなら、心の働きの多くは脳が司っています。その脳に栄養を補給しているのは、体に栄養を補給しているのと同じ「食事」です。脳も体の一部ですから、当たり前といえば当たり前なのですが不思議と体と切り離して考える傾向があるように感じます。
例えば、上司が食事抜きで仕事をしていると、部下はなかなか食事にいけないものです。ランチをきちんと確保できるように、上司自身が気を付けるとよいでしょう。
さらに、繁忙期などで残業をするときには、ぜひとも夕食タイムも確保するよう気を付けてあげてほしいと思います。
関わっている企業でよい制度だなと思ったのが、どうしても残業が必要な時期は、部署全体で時間を決め、弁当を注文して皆で一斉に食事をするという制度です。
こうすることによって、上司に気を使って食事を食べ損なうという部下もいなくなります。さらに一緒に食事をして、また頑張ろうという雰囲気になるので、チームとしての連帯感・士気もあがるという効果もあります。
このように、セルフケアの第一歩とは、食事というある意味基本的なところが大切です(もちろんOffice CPSR(オフィス シーピーエスアール)臨床心理士・社労士事務所が実施する、研修では、具体的なリラクゼーション方法などもお伝えしています)。
社内で食事を抜いてまで働かせていないか、ぜひ一度点検してみてください。
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