ストレスチェック制度義務化も始まり、にわかにストレスという言葉を聞くことが多くなってきました。
ストレスチェック・ストレスマネジメント・ストレスに打ち勝つなどという言葉を聞くと、多くの人がストレス=悪であると考えてしまいます。
こころの専門家である臨床心理士・産業カウンセラーとしてストレスについて解説していきたいと思います。
ストレスとは、外部からの変化です。ストレス事態はどちらかというとパフォーマンスを上げてくれるものです。
受験生の時に、家では集中できず外で勉強したという経験をお持ちの方もおられるのではないでしょうか?
また、我々が太古に類人猿であったとき天敵に遭遇した時を想像してください。手に汗握ることにより、グリップ力が増強され早く逃げることができるのではないでしょうか?
まさにこれが適切なストレスです。専門的にはユーストレス(eustress)といいます。つまり適度なストレスはパフォーマンスを上げてくれるのです。
では、ストレスチェック制度を代表とするストレスは何を図っているのでしょうか?
それは、ディストレス(distress)と呼ばれる、過度のストレスに他なりません。下記図表の通り、ユーストレス(eustress)が行き過ぎるとディストレス(distress)となり、パフォーマンスが低下してしまいます。
ストレスマネジメントなどは、このディストレス(distress)の対処を目的にしているのです。
ストレスはゼロにすればよいというわけではありません。適度なストレスにして、ディストレス(distress)からユーストレス(eustress)にしていくことが、仕事をしていくうえで大切であるといえます。
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