心理学の世界では、モデリングという考えがあります。
モデリングとは、観察学習ともよばれ、
注意→保持→運動再生→動機づけ
の4つの過程からなるとされています(たとえば、Bandura,1973)。
実際の場面では、
大きな声で挨拶をしている人の、大きな声の挨拶に気づく(注意)
自分も大きな声での挨拶の仕方を覚える(保持)
実際に大きな声で挨拶してみる(運動再生)
大きな声で挨拶したことにより相手から褒められる(動機づけ)
という過程を経て、その人の大きな挨拶をするという行動が維持強化されていきます。
職場の活気がないという相談をよく受けますが、
モデリングの考え方を利用しまずは挨拶を増やそうとすると、
①まずは、一人でもいいので大きな挨拶をする(社長自らでもOKです)
②同じく大きな挨拶をした人を称賛するなど、行動を強化する。
ことにより、職場での挨拶行動が強化されます(挨拶だけが活気とも言えませんが…)
同様に、職場で望ましい行動を増やしていくには、
まずは、そのような模範となる行動を示す→同じ行動をとった人を
称賛したり表彰したりすることにより強化することが大切です。
そう考えると、一般的に「社長自ら背中で語れ」という昔ながらの考えも、心理学的な根拠があるのですね。
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