Columnコラム

新しい働き方が進むなかで職場の一体感を醸成するには?

Column

これまでのコミュニケーションとなにが違うのか

コロナ禍にあって、働き方が新しくなってきました。
ICTが発達してきている今、職場に行かなくても働ける環境が、全ての業種とはいきませんが徐々に整ってきています。
2020年4月10日から12日時点でのリモートワーク実施率が全国平均で27.9%-1か月前は13.2%-(株式会社パーソナル総合研究所調査)と発表されていますが、現状はこれよりもっと増加しているものと考えられます。

今般の新型コロナウイルスの感染拡大で、日本でのリモートワークの導入が一気に押し上げられたことは言うまでもありません。
今まであまりなかったリモートワークが当たり前となり、コミュニケーションの質が変わってきました。
今までは例えば席に行けば簡単に話しかけられました。仕事終わりに飲みに行ったり、ランチを一緒にしたり、社員食堂があったりしました。
いわば職場は自然とコミュニケーションを取れるように設計されていたともいえるのです。

職場の一体感とは??

リモートワークをすることによって職場の一体感がなくなってきたという相談をよく受けます。
では、職場の一体感がある状態というのはどういう状態ですか?とお尋ねして答えがすぐに出てくる企業は少ないです。
職場の一体感は、企業によっていろいろと定義があるかと思いますが、当事務所では「コミュニケーションの量と質が増えることにより(維持されることにより)、相談という行動が起きやすい職場」と定義しています。
つまり例えば仕事を進めるうえで悩んだ時、上司や同僚に相談という行動が起きやすい環境を作ることが大事であると言えるのです。

相談行動が起きやすくするためには??

では、どのようにすれば相談行動が起きやすくなるのでしょうか?実際の例をご紹介します。

A社ではリモートワークになってから、上司への相談がしづらいという声が聞こえてきました。
そこで、上司との1on1ミーティングを必ず金曜日の朝10分することを義務付けました。
その時間は部下のためにあるので、上司は否定や意見は禁止、まずは聴くことを徹底させました。
結果としてリモートワーク以前よりも相談行動は多くなり職場の一体感が増しました。

B社では、リモートワーク以前から客先常駐が多く、職場の一体感が希薄(孤立感が強く相談ができない)でした。そこで、年度行事(内定式、新年会、入社式)だけは、感染症対策にも気を付けながら、実地でやることとしました。
そこでは必ず全員が話せるよう、席はくじ引きで決め、3回ほど席替えも実施しました。
そうすることによりコミュニケーションの量が増え、結果相談しやすい環境が形成されました。

以上のような例からわかることは、リモートワークだから何か新しいことをしなければないわけではないということです。
これまで職場でコツコツとやっていたコミュニケーションの量を増やすことをリモートワークでも積極的に行っていくことで、職場の一体感が形成されると言えます。
どんな時代になっても職場のコミュニケーションは大切であるということが言えると思います。






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