2015年12月から義務化されるストレスチェックですが、このストレスチェックのことを心理学の世界では、心理テストや心理尺度と呼びます。
統計的に処理され、ある心理尺度ではその人がどのくらいきちんと回答していたかも図ることができます(今回義務化されるストレスチェックには残念ながらその機能はありません)。
心理テストの良しあしを測る基準の一つとして、信頼性・妥当性という指標があります。
その心理テストがどのくらい信頼できるかという意味とは少し違い、その心理テストを何回実施しても同じ結果が出るか?というものです。
ものさしでいうと、ゴムでできているものさしでは、毎回力加減で同じ10センチとしても結果が異なってしまいます。この場合、信頼性が低いということになります。
その心理テストが図ろうとしているものを実際に測定している程度と定義されます。外的基準との相関係数で示されることが多いです。
例えば、先ほどのものさしの例でいうと10センチというのが本当に10センチになっているかというものです。
信頼性も妥当性(妥当性はものによっては)も多くは.88等小数点以下の数字で表されます(1が一番良い)。
ストレスチェックに限らず、心理テストや適性検査を導入する際は、「信頼性・妥当性は検証されていますか?どの程度ですか?」と業者に聞くとよいと思います。
きちんと統計的に検証されている心理テストであればすぐに答えは返ってくると思います。
自社でどのようなストレスチェックを導入すべきか?あるいは、どのような適性検査がふさわしいか、悩まれましたら”社長専属カウンセラー”である当事務所までご相談ください。
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