多くの経営者の方が、従業員の仕事に対するコミットメントを増やすにはどうすればいいのかについて悩んでいると思います。
従業員のモチベーションアップには、行動科学から仕事行動を維持する機序を理解し、それに対して働きかけることです。
モチベーションが高い状態とは、どんな状態でしょう!?行動科学では、モチベーションが高い状態を、仕事行動が高頻度で発生していると考えます。行動科学は、仕事行動の維持には、仕事行動が生起した後に、従業員にとって良いことがあることまたは、従業員にとって悪いことがなくなることによって、その行動が維持されると考えます。したがって、その仕事行動を増やすためには、仕事行動が生起した際によいことが、起きればよいのです。
行動科学では、仕事行動の後に従業員にとって良いことを意図的に起こすことを強化と呼びます。強化は、仕事行動の起きた、60秒以内に起こると、効果が高いといわれています。(しかし、人間は言葉による振り返りができるために、最長で2週間ぐらいまで可能です)強化の例として、多くの方は、ボーナスや給料を思い浮かべるのではないでしょうか?しかし、年2回のボーナスでは、頑張ってした仕事も強化されるのが、半年後となってしまうために、仕事行動を増やすという点では、あまり機能していない可能性があります。
半年ごとに強化するのではなく、すごく頑張ったときにすぐ褒めることができる仕組みを社内に導入すればいいのです。例えば、名刺にその人にスキルシールを張る、サンクスカードをその場で渡す。褒める機会を増やすなどなんでも構いましせん。応用編として、この強化のタイミングは、毎回ではなく、ランダムにするとよいといわれています。なので、仕事で忙しい中で、毎回部下のところに行きほめるのではなく、偶然に部下と顔を合わせたときに、「この前のあの仕事よかったね」、「〇〇に仕事、すごくよかったよ」「〇〇してくれて、ありがとう」などなるべく具体的にほめると、仕事行動が維持されるといえます。
また、結果をほめるよりも、プロセスをほめた方が、行動が維持されることが明らかにされています。
したがって、目標に向けて進んだプロセスをほめてあげることで、その従業員のモチベーションアップにつながります。
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