労務問題の相談を多く受けていると、労使間でトラブルになるのは休職や復職時に多いということに気づきます。
体調が思わしくなく、不安でああるというのも要因の一つですが、そのようなトラブルを避けるために会社としてはどのように対処するのがよいでしょうか?
「社内ルールをきちんと定めておく」
ことが大切です。
休職や復職については、社内ルールがきちんと明確に定められておらず、その都度その都度担当者がケースバイケースで対応している会社が多くあります。
ケースバイケースである意味柔軟な対応をしているように思えるのですが、ここがトラブルの元であることが多いです。
メンタルヘルス疾患に関わらず、体調が悪いとき人は不安になりがちです。仮に会社の統一したルールがない場合、体調が悪い時に会社へルールを尋ねたとしても、担当者も判断することができず、そのことが不信感につながるケースが多いのです。さらに○○さんのときはこうだったのに、どうして私はこういう対応なんだろうと、ケースごとに対応が違うことで不満がたまりやすくなるのです。
そのような事態を避けるため、就業規則はもちろん、休職・復職取り扱いマニュアルを作成し、少なくとも人事部門に問い合わせがあった時は対応が一貫しているようにすべきです。
マニュアルがあることで、毅然とした対応をとることができ、その結果社員からの不公平感も低減し、結果として復職がスムーズになることが多くあります。
休職・復職マニュアルと言っても大変そうだ、どうしてよいのかわからなくて不安だと感じられましたら、「社長専属カウンセラー」である当事務所へご相談ください。ご不安をとことんお聴きしたうえで、不安が解消され社長が本業に集中できるようになります。
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